■説二『山の神堕ちて』■
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異界から現れた二体の妖夷。その争いに紛れて、往壓そしてたえと央太の親子は放三郎の屋敷に連行される。放三郎の目的は往壓を奇士に迎え入れることだった。だが、たえと央太を追って、屋敷に妖夷、山子が出現する。その最中、姿を消した央太。往壓は宰蔵とともに央太を探して町へ出る。そこで往壓は宰蔵から山子出現の背景を聞く。そこには、飢饉の続いた東北の農村で起きた、ある哀しい事件があった。
脚本/會川昇
絵コンテ/錦織博
演出/佐藤育郎
作画監督/堀川耕一
美術監督/佐藤豪志
【たえ・央太(おうた)】
陸奥から江戸へやってきた農民の親子。妖夷・山子はこの親子を追って江戸に現れた。息子の央太は、異界へ行くことを望んでいるが……。
たえ
央太(おうた)
【漢神(あやがみ)】
物や人の名前の物の名前が持つ不思議な力を、漢字の神と書いてアヤガミと呼ぶ。往壓(ゆきあつ)は名前を持つあらゆる事象からアヤガミを導き出し具現化する能力を持つ。
・父
「父」の象形文字は、斧を持つ手の形である。指揮権を持つ人を表し、父の意味を持つ。
【
蛮社改所(ばんしゃあらためしょ)
】
【
天保の改革(てんぽうのかいかく)】
(c) 會川昇・BONES/毎日放送・アニプレックス・電通