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【人別(にんべつ)】
人別帳の略。江戸時代の領主(りょうしゅ)が領内(りょうない)の戸数、人数などを把握するために作成した戸籍簿(こせきぼ)のようなもの。
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【明け六つ(あけむつ)】
当時は現在のように一日は二十四時間ではなく、昼と夜をそれぞれ六等分して一刻(いっとき)と定めた。したがって一刻(いっとき)は約二時間となり、明け六つは午前六時ごろを指す。
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【黒船来航(くろふねらいこう)】
嘉永六年(1853年)、浦賀沖にマシュー・ペリー提督の率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊が来航した。時の老中首座阿部正弘(あべまさひろ)は、ペリーの持参したアメリカ大統領からの国書(こくしょ)を受け取るが、開国を促す内容に即答はできないとして一年間の猶予(ゆうよ)を得る。しかし、わずか半年後に再び黒船が来航。交渉(こうしょう)の末、日米和親条約締結(にちべいわしんじょうやくていけつ)され、日本は開国するに至った。
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【薬食い(くすりぐい)】
肉食は禁忌(きんき)であったが、肉を食べて滋養(じよう)をつけるという言い訳で、庶民はこっそり肉を食べることがあった。それを薬食いという。江戸市中(えどしちゅう)には、山鯨屋(やまくじらや)と称する猪や鹿などの肉を食べさせる店も出ていた。
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