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【マスラオ】
蓬莱(ほうらい)村からやって来た「機の民(きのたみ)」。同じ古き民であるアビとは、知り合いだが……。
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【ニナイ】
山の民(さんのたみ)で、アビの姉。昔、山で妖夷にさらわれた。
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【印旛沼】
現在の千葉県にある沼。水害を防ぐため、天保14(1843)年に干拓の工事が始まる。その他、江戸時代の享保・天明期にも干拓事業が行われた。いずれも大事業だが、未完成に終わった。
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【機の民(きのたみ)】
本編に登場する架空の設定。山の民(さんのたみ)であるアビは、機の民であるマスラオと再会する。山の民は山に住む人々のことで、機の民は機巧(からくり)を扱う人々のこと。彼らは、古くから存在するが、人別を持たず身分制に属さない。他にも、海で暮らす海の民(かいのたみ)、草原で暮らす草の民(そうのたみ)、河川で暮らす河川の民(かせんのたみ)、芸事を生業とする楽の民(がくのたみ)がいる。
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