■説二十『不忍池子守唄(しのばずのいけこもりうた)』■
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二十五年ぶりに母親と再会を果たす往壓。姿を消した養子に代わって、再び家に戻るよう勧められる。家を守るためにも、その申し出を受け入れるよう小笠原は往壓を説得する。その頃、奇士たちは竜導往壓を名乗る少年を捕らえようとしていた。彼の本当の名は、土方歳三。歳三の持つ刀から出現した妖夷は、竜導家の養子の後を追いかける。妖夷に立ち向かうため、往壓は姿を変え戦うと言うが……。
脚本/會川昇
絵コンテ/錦織博
演出/柳瀬雄之
作画監督/堀川耕一・田中誠輝
美術監督/佐藤豪志
【徳】
往壓の母。25年ぶりに往壓と再会する。
【林述斎(はやしじゅっさい)】
明和5(1768)年〜天保12(1841)年。江戸時代の儒学者。寛政5(1793)年に林家(りんけ)を継ぎ、寛政の改革で学制改革を行う。三男に鳥居耀蔵がいる。
【幼名】
幼時の名。武士は生まれると幼名をつけ、元服のときに実名と通称をつけた。
【漢神「爽」】
人の正面を表す「大」に、胸の左右に入れた墨の文様を表す。婦人が亡くなったとき、その屍に邪悪な霊がつくことを祓うために、朱で墨を入れたという。
(c) 會川昇・BONES/毎日放送・アニプレックス・電通