イベントレポート

スペシャル > イベントレポート01

『天保異聞 妖奇士』製作発表会

2006年9月13日、秋雨のなか、東京・増上寺光摂殿で『天保異聞 妖奇士』の製作発表会が行われた。会場には、製作スタッフ、キャスト、オープニングを歌う「いきものがかり」が勢ぞろい。本作の放送展開、そして意気込みが語られた。また、製作発表会の後には、増上寺安国殿にて『天保異聞 妖奇士』のヒット祈願も行われた。
集合写真
東京・増上寺いきものがかりヒット祈願


MBSプロデューサー・竹田靑滋
MBSプロデューサー・竹田青滋『妖奇士』は地上波だけではなく、デジタル地上放送、ワンセグ放送でも配信し、様々な形で楽しんでいただけるようになりました。番組といっしょにキャラクター設定や作品の時代背景など文字情報も配信します。これはアニメ作品では初の試みでもあります。また、アニメーションだからこそ、こだわって江戸時代の風俗、人間、街並みをリアルに再現したいと思っています。まるで万華鏡を見ているように江戸時代を見せてくれるアニメーションです。怪獣退治やアクションもありますから、子どもから大人まで十分に楽しめる作品になると思います。よろしくお願いいたします。

ボンズプロデューサー・南 雅彦
ボンズプロデューサー・南 雅彦土6の枠で、オリジナルアニメーションを放送するのははじめてですし、ボンズとしても嬉しいし、気合が入ります。企画当初からMBSの竹田さんとは“土6のためのアニメーションを作ろう”と話していました。『妖奇士』は江戸後期を舞台にした作品です。時代考証をしっかりとさせ、時代劇としてのリアリティをもたせたいと思います。ただし、描こうとしているのは現代の日本、世界が持っている問題点です。“妖夷”“漢神”という子どもが喜ぶ新しいビジュアルの根底には、大人が楽しめるテーマを据えています。見終わったあとに、親子で語り合えるような作品にします。ご期待ください。

原作者・會川 昇
原作者・會川昇時代劇は大好きなジャンルです。かなり以前から、土6という話はいただいており、ようやくここまで漕ぎ着けたという思いです。タイトルにもある“奇士”は、この作品のために用意した造語です。奇なるサムライ(士)という意味がありまして、メンバーには真っ当なサムライがひとりもいない。ある社会の吹き溜まりで生きていたはみ出し者が集まったのが、奇士です。主人公である竜導往壓が、なにもわからないまま“奇士になれ”といわれるところから物語ははじまります。彼の持っている“漢神”という漢字にまつわる能力が作品のキーとなります。舞台となる天保14年はご存知のように天保の改革がある時代です。優秀な老中である水野忠邦が改革を進めるのですが、自分の権威を高めるために“改革、改革”というようになり失脚してしまう。今と似ていますよね。改革と言い続けるのはいいけれど、下々の人々はいい加減にしてくれ、自分らの生活を自由にさせてくれと思っている。出版や芝居が規制され飢饉もあり、あらゆることで民衆が苦しめられていたんです。そこには、妖夷が生まれる背景もある。天保14年の雰囲気は、現在の感覚でも十分に理解できるんじゃないかな、と思っています。楽しみにしていてください。

監督・錦織 博
監督・錦織博まっすぐで力強い作品にしたいですね。子どもが憧れるヒーロー・竜導往壓を作っていきたいと思っています。まわりを引っ張っていく主人公にチャレンジします。敵である妖夷は、単なる怪獣に留まらない『妖奇士』ならではのアクションを見せたいと思っています。異界からの現れ方、動き方は今まで見たことないビジュアルにしたいですね。ちなみに最初に出てくる妖夷は、大きな怪獣の姿をしていますが、これは見ている人をまず驚かせて、視聴者の心を掴もうという意図があります(笑)。また、竜導往壓の漢字を使った戦い方が作品の最大の見所になります。『妖奇士』のアクションシーンは期待してもらえると嬉しいですね。

竜導往壓役・藤原啓治
竜導往壓役・藤原啓治竜導往壓の役をいただいて気に入っているのは、39歳という年齢設定です(笑)。おじさんが主役の作品は少ないと思うんですよ。ちょっと思い当たらない。僕と(年齢が)近いので、おじさんパワーで頑張ります。そして、往壓は漢字を取り出して戦うという斬新な着想も面白いと思っています。ただ、“往壓”という漢字そのものが難しいんですよね。実は、書けるように練習をしています(笑)。

 
//



    ▲TOP

(c) 會川昇・BONES/毎日放送・アニプレックス・電通